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今日から、本格的に2010年度のロー入試が始まりますね。
他の試験と同じく、ここまで来たら、これまで皆さんがやってきたことを貫き通すだけ。 いつもどおりのことができたら、それがベストです。 誰も、ベスト以上のことはできません。 ひとつ心配なのが、インフルエンザの流行です。 でも、体調管理も実力のうち。 直前期の追い込みも重要ですが、体調を崩しては効果は半減以下です。 その意味で、日常生活の全てが試験対策なのです。 バランス良く、がんばってください! PR |
法律家が法“的”な問題を真の意味で解決するには、法の解釈・適用だけでは足りません。 |
皆さん、おつかれさまでした! |
あと4日に迫ってきましたね。
私がWセミナーで本格的に講師業を始めて、最初に担当したのが、この試験を主な照準とする「論文講座」の解説講義だったので、思い入れもひとしおです。 なので、書くことをずっと考えてきたのですが…いわば“ラスト・サムライ”たる気概をお持ちの皆さんに、今さら何を言うことがあるでしょうか。 ここまできたら、この1年間皆さんがやってきたことを貫き通すだけです。 ただ、これからの本試験直前数日間は決定的に重要だということは、改めて言っておきたい。 ここで、本試験現場に持っていく知識の記憶が確定されるからです。 もっとつきつめれば、各科目の合間の休み時間にバーッと見直す資料を準備するのが、この本試験直前数日間の時期とも言えます。 試験対策の本質は、直前期にあります。 これまでにやっていた試験対策は、全てこの直前期のための準備なのです。 直前期は、焦りや不安など、自分のメンタル面との戦いも激化するでしょう。 しかし、だからこそ、この時期に適切な対策をとれたかどうかで、大きく差がつきます。 本試験まで、あと一息。これを乗り切れば、しばらく休めます。 ですから、全力で、己に克って、敵に勝つ試験対策をしてください! p.s.余裕があれば、新司法試験の問題・出題趣旨等にも目を通してください。出題がかぶる可能性が高いので。 |
①当事者確定②生の主張・反論③法的構成④あてはめという、
あらゆる法のあらゆる問題を解くための統一的な処理手順です。 ①当事者確定とは、「本問でケンカしているのは誰と誰なのか?」を定めることです。 ②生の主張・反論とは、①で確定した当事者それぞれの立場に立って、「相手に対してケンカを売る」ことです。(弁護士的にみると、依頼者のニーズ=困り事・望みを把握する、という感じです。) ③法的構成とは、②で売ったケンカを「正当化できる条文を探す」ことです。 ④あてはめとは、③の「条文の一言一句に本問の具体的事情を“代入”する」ことです。 この“4段階アルゴリズム”は、法律実務家が、あらゆる法のあらゆる問題を解くときに、意識的にせよ無意識的にせよ、踏んでいる・踏むべき手順です。 また、ロースクール入試・新旧司法試験その他のあらゆる法律系の試験においても、公法系科目(憲法・行政法等)、民事系科目(民法・商法・民訴法等)、刑事系科目(刑法・刑訴法等)、選択科目といったあらゆる科目の問題を解くときに、統一的に踏むべき手順です。 この観点からみると、法の“勉強”は根本的に変わります。 つまり、4段階アルゴリズムを使いこなせれば、どんな問題でも解けるわけですから、 4段階アルゴリズムを使いこなす訓練をするだけでよい
ということになるのです。実際、過去問・出題趣旨・再現答案等の試験データを見たり、受験生を指導したりしていると、この4段階アルゴリズムを使いこなせているかどうかが、そのまま点数差=実力差となっていることが分かります。 また、あらゆる法のあらゆる問題に通用する手順なので、ある科目のある1問を4段階アルゴリズムを使って解けば、それは他の科目や他の問題を解く訓練にもなっているわけです。 そうすると、ある科目のある1問を解いたことの効果は、他の科目も含めた様々な問題に波及して何倍にもなるので、短期間で飛躍的に実力を向上させることができます。 私は、基礎講座どころかその準備段階である入門講座から、この4段階アルゴリズムを使って、ロー入試過去問等を、受講生の皆さんと質疑応答しながら一緒に解いています。 超実践主義で、“レベルの高い”講義です。 にもかかわらず、初心者であるはずの受講生の皆さんの素晴らしい解答に、いつも驚かされます。 法は、“常識”に基づいて、日本語で書かれている以上、決して法律家の独占に属するものではありません。 その使い方さえ分かれば、広く一般人にも開かれたものであるはずであり、そのようであるべきです。 裁判員制度等が始まって法の世界の敷居が低くなった今、法律家になる道も高速道路化したいというのが、私のさしあたっての野望です。 追って、このブログ上でも、具体的に問題を解きながら、この4段階アルゴリズムの使い方を解説しようと思っています。 |
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